市民オンブズマン福岡

市民オンブズマン福岡は、「地方公共団体にかかわる不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的として活動し、そのための情報交換・経験交流や共同研究などを行う」(会の規約より)ことを目的に、1995年 12月16日に結成された市民(一般的な住民という意味で、会員を福岡市民に限るものではありません)のグループです。

「オンブズマン(Ombudsman)」というのは、もともとはスウェーデン語で「代理人」を意味します。それが現代になって英語として「(行政機関に対する苦情を処理する)行政監察官」の意味で使われるようになりました。欧米においては行政機関から独立し、制度化されたオンブズマンが活動しています。また、新聞社などでは記事審査や読者からの苦情を受け付ける社内オンブズマンを置いているところもあります。

市民オンブズマンは、そうした役割を市民(県民、町民、村民、住民)としての権利と責務の元に自主的に行おうとする集まりです。日本での市民オンブズマンの歴史と役割は、「 名古屋市民オンブズマン・タイアップグループ 」のホームページが詳しいので、そちらを参照してください。

なお、市民オンブズマンが設立に力を貸した「薬害オンブズパースン会議」(東京)があります。これは血友病患者にエイズを発症させたHIVウイルス混入の血液製剤のような薬害の根絶をめざすもので、今、各地にこれを支援するタイアップグループが作られています。福岡にも「薬害オンブズパースン・タイアップグループ福岡」が活動しています。このページでは、このグループの活動についてもお知らせしていきます。

必要とされる過程

* 係争中の案件の客観的な考察 * 両者から提出された主張の考慮 * それがもたらす損害、反論、そして経費などについての比較 * 裁判の枠外での比較検討での帰結 * 当該のケースについての推奨される解決の提案

[編集] スウェーデンでの組織

スウェーデンでは、オンブズマンは議会によって任命された独立行政的に信任を受けた監査官のことで、行政に対し苦情、抗告がなされた場合、それを調査する。そういった点においては、オンブズマンに就く人々は、行政倫理の分野ではますますその重要性を持つようになってきた。 オンブズマンの役目は無報酬の職務である。この職務には誰でも就任することができる。規則では、オンブズマンはこうした苦情を個人的に受け取り、自分でその真偽を吟味、行政が間違っているのか、それとも問題なしなのかを判定することになっている。その上で、正しいことをやっている側からだけでなく、両者から納得のいく解決を提案するのであるが、強制力をもったものではなく、あくまで推奨として提案するのである。

オンブズマンは議会に対してのみ責任を負い、議会にはその職務についてその事の次第をなにかあれば釈明する義務を負っている。情報へのアクセスについては、あらゆる官庁の文書に書面でも口頭でもその公開を要求する権利がある。いかなる文書も必要な情報であれば、閲覧することが出来、また自らの発案でもこうした調査活動を遂行することができる。

[編集] 日本の「市民オンブズマン」

日本では、(公的)オンブズマンに対して、市民団体が「いずれの党派にも加担しないで、市民の立場から行政や企業などを監視しよう」という目的で、自ら市民オンブズマンを名乗ることがある。日本で初めて出来たのは1990年代の川崎市である。以後は全国に渡り存在するようになった。