戦後半世紀以上が経過し、被爆地ナガサキでは被爆体験・平和活動の若い世代への継承の必要が叫ばれています。しかし、ナガサキの被爆の意味とは何か、戦争体験を今後の平和につなげるためにいかなる方法があるのか、そもそも、若い世代が継承すべきことの内実とはどんなものなのか、という問題については、未だ明確な答えが見いだせない、もしくは刻々とその答えの更新が迫られているようです。ナガサキ学生平和ボランティアとは、学生の立場から平和に関する問題を考え、平和のために学生にできることを実行していくことを目的に、長崎の学生(主に大学生)が組織している平和ボランティア団体です。主体となっているのは、 (財)長崎平和推進協会が開講している「ナガサキ学生平和ボランティア養成講座」の受講生ですが、既存の平和活動を単に踏襲するのではなく、創造的な取り組みを提言・実践していきたいと考えています。「学んでから行動するのではなく、行動しつつ学ぶ」。これが私たちの合い言葉です。まだまだ何の実績もない私たちですが、このホーム・ページで紹介する活動の一つ一つにかけた情熱を感じていただければ幸いです。私たちの思いに共感・反感しつつ、「平和とは何か?」「平和のために何が必要なのか?」を考えてみてください。
ナガサキ学生平和ボランティアの前身は、長崎市平和推進室が主催する「青少年ピースフォーラム」にボランティア・スタッフとして参加した長崎の大学生たちです。1997年12月に学生による平和への取り組みの実現を目的に「第1期ナガサキ学生平和ボランティア養成講座」((財)長崎平和推進協会主催)が開講されました。養成講座受講生たちによって学生主体の平和活動団体「ナガサキ学生平和会議」が発足されたのが、翌1998年の5月。奇しくもインド・パキスタンによる核実験があいついで強行され核の脅威が世界的な関心となっていた時期でもありました。「ナガサキ学生平和会議」の学生たちはその後、全国の大学生による平和会議「ナガサキ学生平和会議ファーストフォーラム」を開催したり、長崎国連軍縮会議の参加者と若者との意見交換会などに参加し精力的な活動を展開しましたが、同年12月「『ナガサキ学生平和会議』という名前は、会議だけしているような誤解を招く」ということを理由に現在の「ナガサキ学生平和ボランティア」という団体名に改名されました。